EXHIBITION/EDO

NAZE『TASHIKA ME YOU』


NAZE『TASHIKA ME YOU』
OPEN STUDIO to EXHIBITION

[会期]
・OPEN STUDIO:2022年8月22日(月) – 8月25日(木)11:00 – 19:00
・EXHIBITION:2022年8月26日(金) – 10月30日(日)

※アポイントメントオンリー ※CENTERインスタグラム(@center_edo)のDM、またはcenter@degico.jpまでお問い合わせください。

[会場]
CENTER/EDO(東京都中央区八丁堀2-21-12)


2022年8月に東京・八丁堀にオープンしたスペース「CENTER」のプロジェクト#001として、NAZEによるオープンスタジオ+エキシビジョン『TASHIKA ME YOU』を開催いたします。

グラフィティやストリートカルチャー、ドローイングをベースとして、スプレーやコラージュを用いたペインティング、廃棄物を使ったオブジェなど多彩な表現方法で作品を発表してきたNAZE。今回のCENTERにおけるオープンスタジオでは、場の持つ特性ーー八丁堀・鈴らん通り沿いの角地1階に位置していてその二面ともにガラス張りのため、道を行き交う人々にも開け放たれている状況ーーを取り込んだ営為を発生させます。

トライアングルに組まれたアートウォールを中心として、CENTERの内装工事の際に出てきた廃材なども使用。これまでにもオートマティスムによる文字/言葉や、スプレーの殴り描きから見えたイメージを捉えて描く、などといった制作スタイルも試みているように、無意識を意識することを探求する作家による即興的なる制作現場と、そこから生まれた展示空間をぜひご高覧ください。

なお今回のオープンスタジオでは、映像作家・武田悠弓馬が密着撮影。映像化するプロジェクトも進行中です。詳細はCENTER/EDOインスタグラム(@center_edo)で発信いたします。

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CENTERの1階でガラスを隔てて道を行き交う人々を眺めていると、内と外、プライベートとパブリックが溶け合っていくような感覚。この状態/境界の揺れがまた面白く、“ストリートを解き放つ”すなわち公的だとされているものを個々に取り戻すというストリートカルチャーの性質とも連なる在り方だ。NAZEもまた、その表現を通してストリートとギャラリー、記憶と忘却、混沌と整然、苦しみと歓び、不可視と可視化、わたしとあなた。といったものの境界を行き来する/曖昧にする行為を続けてきた。

いま、NAZEは「境界はあっていい。境界があるからこそのよさもあるから。それを越境して、個々でつながっていく。壁があるようでないというか」と言う。なるほどたしかに、曖昧でなく個々が点在しているほうが、固有性もあれば手ざわりもあるし、そこに関係性が生まれる。境界が分断を生むのではなく、だ。

ストリートを出自とするNAZEが、街角へと開かれたオープンスタジオで即興的な動きから生むもの、「知っているけど知らなかったような」感情を絵画として立ち上がらせること。《TASHIKA ME YOU》という展示タイトルを、その言霊を幾度も思い描きながら。

—CENTER

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[作家プロフィール]
NAZE
1989年茨城県生まれ。グラフィティカルチャーをベースに、触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを用いたペインティングや、廃棄物を使ったオブジェ、テキスタイルワークなどの作品を制作している。contact Gonzoとしても活動。
Instagram: @naze.989

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