EXHIBITION/SANUKI

Juno Mizobuchi『Walking birds, feeling like Monomiyusan』


Juno Mizobuchi『Walking birds, feeling like Monomiyusan|散歩する鳥は、物見遊山な気分で。』EDIT/SANUKI #01 supported by 東山産業

[会期]
2024年4月26日(金) – 5月6日(月・祝)
13:00 – 18:00 / 入場無料(1ドリンクオーダー制)
*RECEPTION PARTY:4月26日(金)18:00 – 22:00
*danranの「卵かけご飯」試食会:会期中の土日祝(4/26、4/27、4/28、4/29、5/3、5/4、5/5、5/6)、各日先着20名限定
*会期中、danranのスイーツ+ドリンクをセットでご注文いただいた方にステッカープレゼント

[会場]
CENTER(香川県高松市常磐町1-6-13)
http://center.degico.jp


香川県高松市を起点に、アートを軸とした共創を促すプロジェクト『EDIT/SANUKI』の第一弾として、Juno Mizobuchiによる個展『Walking birds, feeling like Monomiyusan 』を、4月26日(金)より常磐街の路地裏に位置するスペース、CENTERにおいて開催いたします。

Juno Mizobuchiは1992年香川生まれ。京都精華大学を卒業後、東京での活動を経て、現在は香川を拠点に制作を続けるアーティストです。今回、『EDIT/SANUKI』における取り組みとして、香川県三木町に養鶏場を構える東山産業とコラボレーション。県道沿いに建つGPセンターの外壁に、幅:約15m、高さ:約1.8mものミューラル(壁画)を制作いたしました。実際に着手するまでに2〜3週間にわたって構想を練りながら、およそ8日間で仕上げた本ミューラルについて、作家は以下のように語ります。

「テーマとして〈おいしい〉という言葉を意識しました。〈おいしい〉を作ること、そして感じること。そこには私たちが受け継いできた、今に続く生活の営みを感じることができます。〈おいしい〉を求めて私たちはご飯を毎日食べ、体を温めて明日にそなえます。私たちの命を温めてくれる、〈おいしい〉への感謝を込めて描かせていただきました」(Juno Mizobuchi)

CENTERでの個展『Walking birds, feeling like Monomiyusan』では、今回のミューラルの元となった作品をメインビジュアルとし、そこからシリーズ的に派生する新作群を展示販売いたします。また、このメインビジュアルは今後、東山産業が運営するたまご専門店「danran」のショッパーにも展開予定。『EDIT/SANUKI』をとおして、地域や企業とアートおよびアーティストがつながり、新たな価値や景色を生み出していく、そのはじまりとなります。

会期中の土日祝にはdanranの人気メニューである「卵かけご飯」を各日先着20名様にふるまう試食会を実施するほか、danranのスイーツ+ドリンクをセットでご注文いただいた方にステッカープレゼントいたします。

また、4月26日(金) のオープニングレセプションではトークイベントが決定。作家に加えて、高松市美術館の学芸員を経て、現在は高松市文化芸術振興課に勤務する橘 美貴さん、本展をサポートいただいている東山産業の代表を務める志渡 聡一郎さん、そして聞き手としてDEGICO/CENTER代表のイケダマサヤという4名が登壇いたします。本展に興味のある方はもちろん、アート、ファッション、音楽、フードなどといったカルチャーとの共創に興味を持っていただける地元企業の皆さまもぜひご参加いただけると幸いです。

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[作家ステートメント]
俯瞰からの視点に生きる鳥たち。
地面にそって、横の視点に生きている僕ら。

世界とは様々な様相のモノタチがただ自由に配置されただけなのだと思う(俯瞰した風景)。では世界の理はどこにあるのか? もちろん僕たちそれぞれの中にある。つまりそれは世界観で、それらは個別で存在している。

僕が作っているのは日常の風景と同じ、視線の対象となるモノだ。色、形、空間それらの配置。

今回はその対象物に、そんなに多くはないけれど僕の世界で少し色付けした。例えば〈おいしいを感じること〉くらいのみんなが共有できること。お口にあうかどうか。

—Juno Mizobuchi

[作家プロフィール]
Juno Mizobuchi
1992年香川県生まれ。京都精華大学卒業。主に絵画作品を制作する。作品展示、アートワークの提供、壁画の制作などを行う。イメージの風景をモノ(物)へと平面上で物質化させる。各個人が持つ世界の見方を再認識することで、自分という存在が立ち現れるのではないか。
Instagram:@juno_mizobuchi
https://junomb.blogspot.com

[トークイベント登壇者プロフィール]
橘 美貴
学芸員。1990年神戸生まれ。2015年関西学院大学(文学研究科美学芸術学領域)修了。2016年より高松市美術館の学芸員として勤務。「高松コンテンポラリーアート・アニュアル」など現代美術の展覧会を担当するほか、讃岐漆芸を含む工芸や民藝の展覧会、西洋美術(版画)の展覧会を担当する。2024年4月より、高松市文化芸術振興課で勤務。

[EDIT/SANUKIについて]
「香川・高松という街から、アートやデザインといったクリエイションと地元企業を掛け合わせることで新たな価値を生む」ことをコンセプトとしてCENTERが仕掛けるプロジェクト。2023年1月にティザー版(#00)を開催した。

CENTERという〈場〉において、地域の交流や異業種との共創を促し、ローカルの持つ魅力を解き放つこと。アート、人、街、企業といった、いまはまだ点と点になっている状況をどのように編集すればより魅力的な地域になるか。香川・高松を起点として四国の新たなカルチャーを生み出すために、ここから実践していきます。

本プロジェクトをプラットフォームとして、香川、四国、そしてアジアへと経済圏を広げて循環させていくためにも、賛同いただける地元企業をはじめ、アート、ファッション、音楽、フードなどといったカルチャーとの共創に興味を持っていただける皆さまにはとくに届けたいと考えています。

[農事組合法人 東山産業について]
東山産業は昭和36年に4軒の農家が集まり創業、昭和41年に法人化しました。高品質で安心安全な卵を提供するため、「ひよこの育成からの卵出荷までの一貫生産体制」をとっています。現在ではお客さまに弊社の卵のおいしさを伝え、そのたまごをふんだんに使ったスイーツ・カフェメニューを味わっていただく場として「たまご専門店 danran」をオープンいたしました。
https://www.higashiyama-sg.jp

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