2023年2月に惜しまれつつ閉店した津田沼PARCO(千葉県船橋市)の廃材であるエントランス扉ハンドルバーをアート作品として生まれ変わらせるアップサイクルプロジェクトがローンチ。そのキュレーション/ディレクションをCENTERが手がけています。
本プロジェクトは、津田沼PARCOで役目を終えた設備備品やポスターボード、店頭のロゴサインなどを廃棄するのではなく、技術やデザインの力でアップサイクルし新しい付加価値を生み出すことを試みるアップサイクルプロジェクトの第3弾となるもの。大丸松坂屋百貨店が運営するサブスクリプション型ファッションレンタルサービス「AnotherADdress」のサーキュラープロジェクトの一環であるアップサイクルブランド 「reADdress」と共創する形で、8作家/16作品が完成しました。
参加アーティスト:安野谷昌穂、witness、wimp、Aitone、なかおみちお、NAZE、山崎由紀子、UC EAST(五十音順)
これらの作品は池袋PARCO、吉祥寺PARCOでの展示を経て、2024年1月下旬より「AnotherADdress」において提供開始予定となっています。
[展示]
会期:2023年11月29日(水) – 12月13日(水)
場所:池袋PARCO 7F / PARCOファクトリー側エスカレーター横
会期:2023年12月14日(木) – 2024年1月13日(土)
場所:吉祥寺PARCO 3F / 中央エスカレーター横
多くの人を迎え入れ、多くの人の思い出が詰まった津田沼PARCOの記憶を残す廃材を、アート作品に昇華することで新たな価値を生み出し、残していく。思い出を購入することができないように、これらのアートも購入することはできません。思い出は、それを一緒に体験した人たちと共有することで、より魅力的になるものだから。
個人が購入・所有するのではなく、その魅力や記憶をシェアすることで未来へとつなげる。これは、津田沼PARCOの閉店を契機とした、記憶のシェアをめぐるアートプロジェクトとなります。
ーCENTER