東京八丁堀のCENTERにて、テル・ノヂ個展『Teru Noji’s Forbidden Toys(禁じられた玩具)』展を開催いたします。
テル・ノヂは、日本に生まれながらも数十年の時を諸外国で過ごしてきた、現代美術家、人形アニメーターです。幼い頃海外子女だった作家は、人生の大きな転機を迎えた国でもあるフランスで制作活動を開始、今も南フランスアルルを拠点にしています。本展にも展開する、バービーやアンティークの人形へタトゥーを施したシリーズなど、誰もが知るアイコン、あるいは貴重な骨董品に対してアウトローとも言える文化をポップに展開。特徴であるブラックユーモアやシュルレアリスム、そしてエロティシズムによって、新たなニュアンスやストーリーと、アートとしての価値を生み出しています。3日間のみの貴重な展示、ぜひご高覧ください。
[作家ステートメント]
罪深く、背徳的で、禁じられた悦び。
それは、後ろめたさを感じながらも抗えない魅力を持つものー認めたくないのに惹かれてしまう対象、嗜好、感情。快感と罪悪感が表裏一体となった背徳の誘惑。
誰しも一つや二つ、人には言えない秘密を抱えているものです。そして、それこそが人間らしさの証でもある。禁忌に触れる瞬間の高揚、背徳感と共に味わう悦楽。
この展示では、テル・ノヂの作品を通して、それらの「禁じられた悦び」を、ユーモアと遊び心を持って、ポップに、時に挑発的に探求します。

–
DATE:
2025年9月5日(金)- 9月7日(日)会期中無休
13:00 – 20:00
入場無料
VENUE:
CENTER(東京都中央区八丁堀2-21-12)
Instagram:@center_edo
–
[作家プロフィール]

テル・ノヂ(Teru Noji)
グラフィックデザイナー、現代美術家、人形アニメーター。
1971年東京生まれ。1992年バンタンデザイン研究所ファッションデザイン
学部卒業。
70~80年代の幼少期を父親の仕事の都合で香港や米国で過ごした事が影響し、人生の四分の三以上を国外で生きることとなる。90年代にインドに取り憑かれその放浪癖をアジア、中南米、アフリカ大陸に伸ばす。
2000年、フランス人女性との間に長男が誕生したことをきっかけに当時居住のバリ島から帰国、デザイン事務所を東京にて始動。
2006年よりフランスのアルルに移住、現在に至る。
2022年、旧友の召きにより、渋谷・宮下パークDAYZにて、初の日本での個展を開催、実に18年ぶりの帰国を果たす機会ともなる。二児の父。
挑発的な作風、ブラックユーモア、シュルレアリスム、エロティシズムを特徴とする。横尾忠則氏のポップ・アートに多大な影響を受ける。
Instagram:@thenojifamily







