EXHIBITION/EDO

Alex Besikian + Antoine Orand『SNOW CREEK』


Alex Besikian + Antoine Orand『SNOW CREEK』

[会期]
2024年11月23日(土) – 12月4日(水) ※日曜定休
13:00 – 18:00 / 入場無料
*OPENING RECEPTION:11月23日(土) 17:00 – 21:00

[会場]
CENTER(東京都中央区八丁堀2-21-12)
http://center.degico.jp


東京八丁堀のCENTERにおいて、パリ在住のアーティスト Alex Besikian(アレックス・ベシキアン)とAntoine Orand(アントワーヌ・オラン)の二人展を開催いたします。
アレックスとアントワーヌは約1年間にわたり、それぞれのコンポジションやレイヤーの集積、連続的な空洞化などグラフィックでの交流を行ってきました。互いの作品の融合により生まれた静かながらポップな世界をアートブック『Snow Creek』として、日本のリソグラフ技術を用いる<Quintal Éditions>(フランス)より出版。彼らの描く鮮明で確度の高い線が色彩の爆発により乱れ、刺激や思考のきっかけを与えながらも単一の解釈にはおさまらないものとなっています。作品の表面下にはモチーフやそのディティールなど複数のソースが推測できますが、それを半抽象的なコンポジションに変換することで『Snow Creek』では、作家よりも前の世代のイメージや造形を見せており、そのテクニックと偶然のぶつかりこそが2人の共作の過程そのものです。
この2人展では本作の原画やスケッチ、別バージョンなどのドローイングを展示するほか、本展開始に合わせオリジナルTシャツを制作。こちらは数量限定、CENTERのみでの販売となります。また、初日の11月23日(土)は作家在廊でのオープニングレセプションとしてスナックCENTERも開催予定、21時まで営業いたします。

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[作家プロフィール]
Alex Besikian (アレックス・ベシキアン)
制作においてアレックスは、自身が収集した写真をサンプリングソースとして使用し、ドローイングによって新しい抽象的な形を作り出すことを基本としている。2010年以降、彼の作品は東京とパリでのいくつかの展覧会やアートブックフェアで展示されてきた。〈Editions Matiere〉と〈Quintal Editions〉から出版された彼の本は、agnès b(パリ)、Printed Matter(ニューヨーク)、TACO ché(東京)などで取り扱われており、そのうち2冊は、ADAGP-MAD Artist Book Revelation Prize(2019年&2022年)の予備選考にも選ばれている。Lex(de Kalhex)の名義での音楽活動も。

Antoine Orand (アントワーヌ・オラン)
アントワーヌの作品は、ミニマリズムへの漠然とした欲求、豊かなフォルムと色彩、誇張やポップさへの飽くなき追及などの間で揺れ動く。その特徴として、鋭い観察力と自由な表意をもって、コラージュやドローイング、絵画を行き来している手法がある。常に相反するものを好み、平凡退屈な状況に物語のシーンの優美さを持たせることでより大きな輝きを与えたいとしている。2021年よりエルメスとのコラボレーションを開始。


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