DATE:
2026年7月10日(金)-8月1日(土)
※日曜休廊
13:00 – 20:00/入場無料
VENUE:
CENTER(東京都中央区八丁堀2-21-12)
Instagram:@center_edo
参加作家:
安野谷昌穂 / 添田奈那 / NAZE / 抜水摩耶
7月10日(金)より東京八丁堀のCENTERにて、グループ展「PUNK 01|MAKE YOUR OWN RULES」を開催いたします。
本展は、CENTERが新たに立ち上げるシリーズ企画「PUNK」の第一回となる展覧会です。PUNKは、アート、デザイン、ファッション、出版など領域を横断しながら、自ら考え、自ら選び、自らの手でつくり出すという態度を起点に、現代における表現のあり方を探るプロジェクトです。第一回となる「PUNK 01」では、“MAKE YOUR OWN RULES”をテーマに、自らのルールを模索しながら制作を続ける4名のアーティストによる作品と実践に焦点を当てます。
《STATEMENT》
世界は、あまりにも多くの「完成されたもの」で溢れている。
効率よく整えられ、消費されることを前提につくられたものたち。その世界のなかで、私たちは時折、自分自身の手触りを見失う。PUNKとは、自ら考え、自ら選び、自らの手でつくり出そうとする態度のことだ。誰かに与えられた正解ではなく、不完全であっても、自分自身の輪郭を信じること。本展では、“つくること”の原初的な衝動に焦点を当てる。DIYとは手法ではなく、自分自身の価値基準を引き受ける行為であり、未完成であることを恐れず、試行錯誤の痕跡ごと肯定するための思想でもある。参加する作家たちは、それぞれ異なる素材、技法、背景を持ちながら、既存の形式や制度に回収されない表現を模索している。偶然性、迷い、衝突、粗さやズレ。そうした様々な現象を引き受けながら制作された作品には、完成された均質さとは異なる生きた表現の熱が宿っている。
自らの手で考え、自らの感覚で選び取るための起点でありたい。
ルールは、与えられるものではない。壊し、疑い、つくり直すものだ。
MAKE YOUR OWN RULES.
《CURATORIAL NOTE》
本展に参加する安野谷昌穂、添田奈那、NAZE、抜水摩耶は、それぞれ異なる領域で活動しながらも、共通して既存の価値基準や形式に依存することなく、自らの方法論を模索し続けています。それは反抗のための反抗ではありません。誰かが決めたルールをなぞるのではなく、自分自身の感覚や経験を手がかりに、自らのルールをつくり続けること。その実践の積み重ねこそが、本展におけるPUNKの姿です。本展は、4名のアーティストによる異なる実践を通して、自ら考え、自ら選び、自らつくるという態度の可能性を見つめ直す試みです。完成された答えを提示するのではなく、それぞれが模索する過程そのものに価値を見出すこと。それもまた、本展が考えるPUNKのあり方です。PUNKは今後も継続的に開催されるシリーズ企画として、アート、デザイン、ファッション、出版など領域を横断しながら、既存の価値観や制度に依存しない表現の可能性を探求していきます。

《ARTISTS》
安野谷昌穂(Masaho Anotani)
日本を拠点に活動中。ペインティング、ドローイング、コラージュ、パフォーマンス、立体作品、詩、写真、映像など多岐に渡る無数の手法で森羅万象を表現し続ける。 「自分自身とは何か」、「世界とは何か」という根源的な問いは自身と世界を媒介し、時にプリミティヴな衝動を導き、時に祈りにも似た非言語領域の中で、不可視化な世界の息吹を立ち上がらせる。著書として「STEIDL – WERK No. 23: MASAHO ANOTANI “DEFORMED”(STEIDL/2015)」や「DEMO Future Book(HeHe/2025)」などがある。
Instagram:@masahoanotani
添田奈那(Nana Soeda)
1994年生まれ。無名のキャラクターや日常風景に潜む顔のような存在をモチーフに絵画やアニメーションを制作。自身が生きる中で感じた違和感や怒り、他者との認識のずれに関心を持ち、個人的な経験から生まれる小さな共感の可能性を探求している。2020年に初個展「リトルガッツ(イシュー)」を開催。現在は山梨にある「GASBON METABOLISM」内にて自身の作品のみを展示し続ける「Gallery ○○(ほにゃらら)」を共同運営するほか、ラコステ原宿の「+My Lacoste Artist Program」にてコラボレーションを行うなど様々なプロジェクトや展示に参加。
Instagram:@wei_wawa
NAZE
グラフィティカルチャーをベースに、触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを用いたペインティングや、廃棄物を使ったオブジェ、テキスタイルワークなどの作品で注目を集めるアーティスト。また、contact Gonzoとしても活動を行う。
Instagram:@naze.989
抜水摩耶(Maya Nukumizu)
京都府生まれ。2012年より東京に活動の拠点を移す。旧京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了。大学時代より田名網敬一に師事。幼少期より多大な影響を受けた漫画カルチャーをバックボーンに、無限に存在する「主人公」たちを肯定的に描く。国内外で作品発表を重ねる傍ら、マカロニえんぴつ、私立恵比寿中学のCDジャケットアートワークを手がけるなど幅広く活動中。近年の主な展覧会に、「STRANGE STRANGERS」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京)2025、「AATM2026 サテライト展」(三菱一号館美術館 Espace 1894、東京)などがある。
Instagram:@maya_nukumizu
《ZINE》
本展にあわせて制作されるZINEでは、作品だけでなく、作家たちのスケッチ、メモ、写真、リサーチ資料なども収録。完成した作品の背後にある思考や制作の過程に焦点を当て、「つくること」そのものを記録するアーカイブとして刊行予定です。また、参加作家による制作資料に加え、『パンクの系譜学』著者、川上幸之介による書き下ろしテキストを収録します。